毎年、9月1日は防災の日です。
○○の日と聞くと祝日な気がしますが、防災の日は祝日なのでしょうか?
また、防災の日だけでなく災害大国の日本では、さまざまな防災に関する記念日があり、防災週間も設定されています。
・2023年の防災イベント情報
・防災の日にやるべきこと
防災への意識を高める絶好の機会の日です!
防災の日とは
防災の日とは、1960年に国民が地震や台風などの災害の認識を深めて、災害に対処をする心構えを準備することを目的として設定された日本の記念日の1つです。
また、記念日ではありますが祝日ではなく、2023年の防災の日は9月1日金曜日の平日です。
毎年、8月30日から9月5日までの1週間を防災週間と定められていて、現在は多くの防災イベントが開かれたりします。
防災の日の由来
防災の日が9月1日となった由来は、実は2つあります。
・二百十日という雑節が9月1日頃である
防災の日の由来:関東大震災が9月1日に発生
1923年(大正12年)9月1日に「関東大震災」という大災害が起こりました。
190万人が被災し、10万5千あまりを超える行方不明者・死者を出した最悪の災害です。
東日本大震災が起こるまでは日本史上最大の被害でした…
防災の日の由来:二百十日(にひゃくとおか)が9月1日とほぼ一致
防災の日の理由として、関東大震災が由来であることを聞いたことがあっても、二百十日も由来であることは初耳な方も多いのではないのでしょうか。
MEMO
雑節とは?季節の移り変わりを感じることができる歴日のこと
例:節分、八十八夜、土用など
暦上では、立春(2月4日/5日)から210日目が台風の多い日や風の強い日と言われています。
そして立春からまさに210日目が9月1日とほぼ一致するのです。
実際に、台風は7月から10月の間に多くなります
防災関連の記念日
実は、防災に関する記念日は想像するよりはるかにたくさんあります。
一部の例をあげてみると
3月7日 : 消防記念日 消防が警察から独立した組織になったことを記念して制定
9月9日 : 救急の日 語呂合わせから制定
11月5日 : 津波防災の日 1854年年11月5日に起きた安政南海地震で大きな津波被害があったことから制定
11月9日 : 119番の日 語呂合わせから制定
など、地震がもとになった記念日や、語呂合わせの記念日、この他にも防災週間や安全週間が数多くあります。
興味のある方は防災・防火記念日一覧に詳しく書かれているのでぜひ見てくださいね。
東日本大震災が起こった3月11日は、法律のもとでは記念日にはなっていませんが、日本記念日協会には「いのちの日」として登録されています
防災イベント
特に9月1日の防災の日前後や、8月30日から9月5日までの防災週間の間は、さまざまな防災イベントが全国各地で開かれます。
2020年の防災イベント
2020年の防災イベントに関しては、残念ながら新型コロナウイルスの影響により中止・延期が多い状況です。
2020年8月現在で開催が予定されている一部のイベントをご紹介します。
・とくしま防災フェスタ(2020年10月25日予定)
また「大阪880万人訓練」という災害情報が一斉に届く訓練や、「The Great Hokkaido Shake OUt 2020」といったシェイクアウト訓練も随時予定されています。
2023年、最新のイベント情報については、TEAM防災ジャパンにて確認ができますよ
2019年の主な防災イベント
以下が実際に2019年に開催された一部の防災イベントと主な内容です。
・東京都総合防災訓練 : VRの防災体験や炊き出しの試食、災害対応車の展示など
・しんじゅく防災フェスタ2019 : 防災について学べる体験ブースや炊き出しの試食など
コロナが落ち着いたらまたこのようなイベントが開催されることが期待されます。
防災の日にやるべきこと5つ
防災の日は、地震や台風などの災害の知識を深めて心構えを作る日と述べました。
では具体的にはどのような行動としてなにをしていくべきなのか、行動に移しやすい5つのポイントでまとめました。
・まずは充電器を見直す
・防災セットを購入する
・ハザードマップや避難先を調べる
・非常食を実際に食べる
まずはこの中の1つだけでも良いので、行動に移しましょう!
防災ポーチを作る
防災グッズって何から備えたらいいのかわからない、という方には、持ち歩きの防災グッズの「防災ポーチ」から作ることをおすすめします。
MEMO
防災ポーチとは?
自宅に備える防災リュック異なり、普段から持ち歩く防災グッズのこと
災害は自宅で起きるとは限らないので、外出先での災害に対応ができる防災ポーチを持ち歩くことは防災の基本です。
防災ポーチは非常時だけでなく、事故で車が渋滞にはまったときや電車のトラブルで長い間出られなかったりという緊急事態にも活躍しますよ。
防災ポーチの作り方が0からわかるように解説しているので、ぜひチャレンジしてみてください。
私も最初はまず防災ポーチから取り入れました
まずは充電器から見直す
手回し充電器と聞いて、持ち出し用防災リュックに備えているという方は多いのではないでしょうか。
実は、身近な防災グッズの1つである「手回し充電器」は充電器として役に立ちません。
非常時を乗り切る、正しい充電器の備え方を今一度見直してみましょう。
手回し充電器の真実を多くの人に伝えたいです
防災セットを購入する
災害が起きると、防災セットを始めとしたグッズはすぐに品薄になってしまいます。
また、防災の日を迎えると防災セットを購入する方が多いのであっという間に品切れになります。
まだ防災セットを備えていない方は、ぜひ早めに手元に用意しましょう。
さまざまな防災セットが販売されていますが、コスパがよく、警察にも納品されていて防災メーカーが開発した安心できる防災セット「SHELTER」は初めて防災セットを購入する方にもおすすめです。
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私も実際に備えているので、届いた感想をレビューしています
▶コスパ最強な防災セット「SHELTER」の中身を全レビュー
ハザードマップや避難先を調べる
自宅がどんな災害に巻き込まれる可能性があるのか、万が一災害が起きたらどこへ避難すればいいのかすぐに答えられますか?
そういえばわからない…となった方は、防災の日をきっかけにぜひ一度調べてくださいね。
確認するのに便利なサイト
避難場所:避難場所マップ
ハザードマップ:ハザードマップポータルサイト
自分の住む地域について知ることは、命を守ることにも直結します
非常食を実際に食べる
非常食を買ってからそのままにしていませんか?
いくら保存期間が長い非常食でも、気づかない間に切れてしまっている場合も多いです。
ぜひ一度、防災の日を機に消費期限を確認してみましょう。
また、非常食は思っていたより味が好みじゃなかったという場合もあるので、防災の日は試しに非常食を食べる日とするのも良いですね。
子供がいる家庭では非常食を食べるだけでも良い防災教育になります
防災の日のまとめ
防災の日は9月1日だけでなく、過去の災害の教訓から多くの防災関連の日が定められています。
防災の意識は行動をしないと高まりません。
そして、災害が起きてから意識が変わっても手遅れです。
自分や自分の家族が手遅れになる前に、防災関連のイベントに参加したり、普段から持ち歩くカバンに入れる防災グッズを備えてみたり、まずは小さなことから行動を始めてみてはいかがでしょうか。
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