防災グッズはあれば便利とついたくさん備えてしまいがちですが、いざ持ち出すための防災グッズは身軽に動くためにも厳選して軽くすることも重要です。
また、必要な防災グッズは
年齢
家族構成
で全く異なります。
そこでこの記事では、誰にでも共通する必ず備えたい最低限の持ち出し用防災グッズと、プラスアルファで備えたい防災グッズに分けて必要なグッズを解説します。
・最適な持ち出し用防災グッズの作り方
・必要最低限の防災グッズと+αで備えたいグッズの種類
ミニマリストにもおすすめ!1つ1つのグッズを丁寧に解説します
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基本的な防災グッズの備え方
まず、災害の対策グッズには、次の3つの段階の備えがあります。
・1次の備え・・・非常時に持ち出す最低限の防災グッズ(約1日分)
・2次の備え・・・災害が長期化した際の備蓄グッズ(3日〜7日分程度)
持ち出し用防災グッズは「1次の備え」に当たります。
0次の備えである「防災ポーチ」の作り方はこちらから
持ち出し用防災グッズに最低限必要な防災グッズ13選
持ち出すためのバッグ | リュックサック |
食料と水 | 非常食、保存水 |
充電グッズ | 携帯充電器 |
衛生用品 | 簡易トイレ、ウェットティッシュ、タオル、マスク |
防寒対策 | アルミブランケット |
その他 | レインコート、ホイッスル、現金、身分証明書のコピー |
まずは全員に共通する、「最低限」の持ち出し防災グッズリストを解説します。
ここでいう最低限とは、生き抜くために必須なグッズのことです。
これ以上に削ることができないグッズとなっています。
リュックサック
リュックサックを選ぶポイント
・反射材がついていること
・撥水性(防水性)の素材であること
・疲れにくい仕様になっていること
・最低でも20L以上の容量であること
防災グッズを運ぶには両手が自由になるリュックタイプを備えることが基本です。
リュックにもさまざまなタイプがあるので選び方を解説します。
条件に合う防災リュックに入った防災セット
》シリーズ累計販売数60,000セット突破 防災セットSHELTERシリーズ
反射材がついていること
反射材の有無によって、夜に安全に移動できるかどうかに関わってきます。
災害時は、停電して真っ暗な中避難しなければならない可能性も。
周りに自分の存在をわかってもらうために、もし反射材のないリュックを備えていたら、追加でショルダーベルトとリュックの背面につけましょう。
撥水性(防水性)の素材であること
リュックを背負って避難するのは地震のときだけとは限りません。
大雨や台風によって避難する場合もあります。
せっかく詰めた防災グッズが、雨に濡れてダメになるなんてことが起きてしまいますので、撥水や防水の機能は必須であると言えます。
疲れにくい仕様になっていること
防災リュックは、1人分の必要なものを詰めるだけで5キロ以上になります。
重たいリュックを背負って避難するので、体力温存のためにも疲れにくい仕様のリュックを選びましょう。
ショルダーベルトにクッション性があったり、チェストベルトがついているリュックを選べば走って避難しても安定します。
最低でも20L以上の容量があること
20Lを下回ると、単身者はともかくファミリー世帯の場合、必要な荷物が入りきりません。
35Lあると大容量と言われますので、30Lもあれば女性に必要なグッズや赤ちゃんに必要なグッズを足せる十分な余裕が出てきます。
高齢者や子供が小さくないママにおすすめなのはキャリー式リュック
防災セットを持ち運ぶカバンとしてリュックを選ぶのは、両手があくために身動きが取りやすい点からです。
しかし、高齢者や体力に自身がない女性にとっては重たいリュックを背負って避難するのも一苦労ですよね。
そんな場合にはキャリーが付いていてリュックにもなるタイプの防災セットを検討してみましょう。
※赤ちゃんや手を繋ぐ必要がある小さな子供がいる家庭では両手があくリュックタイプを推奨しています。
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非常食
非常食のポイント
・軽くてかさばらないもの
・栄養バランスが取れるもの
缶詰タイプが多い非常食ですが、持ち出し用としては軽くてかさばらないタイプを選びたいです。
自分が食べたいと思える非常食を1人につき3食分+おやつを備えましょう。
パンならパウチタイプだったり、お菓子なら箱タイプであれば軽くすることができます。
食物アレルギーの方は必ずアレルギー対応食を入れておきましょう
さらに、非常食の中に野菜ジュースを1本入れておくことをおすすめします。
非常食はどうしても野菜不足になりがちです。
体調を整えるという面でも、野菜ジュースは持ち出し用リュックにも1つ入れておきたいところです。
カゴメの長期保存用野菜ジュースは5年も保存ができます
保存水
保存水のポイント
・市販ではなくて長期保存用を
・赤ちゃんがいる家庭では必ず軟水を
保存水は1日分(500mlボトルを2〜3本)を持ち出しリュックに入れましょう。
市販ではなく、軟水で長期保存用のお水を
市販の保存水は長くても賞味期限が1年程度です。
箱買いして、大量に備えても1年ごとに水を入れ替えるのは大変な作業です。
今は最長で15年の保存がきく水も販売されているので、値段もそんなに変わらない長期保存水を選びましょう。
私の購入した写真の純天然アルカリ保存水は7年保存ですが、非加熱=源泉からきれいな美味しいお水なので選びました
携帯充電器
充電器のポイント
・モバイルバッテリーと乾電池式の両方を備える
モバイルバッテリーは容量が多く、充電スピードも早いというメリットが大きいのですが、少しずつ放電をしてしまうために長期保管に向きません。
だんだんと充電できる容量が減っていってしまいます。
その点をカバーするのが乾電池式充電器です。
乾電池は長期保管ができて自然放電が少ないので、電池があれば何回でも充電が可能です。
充電スピードは遅めですが、モバイルバッテリーと一緒に備えて、デメリットをカバーすることが大きな目的です。
モバイルバッテリーのポイント
防災グッズとしてモバイルバッテリーを購入する際には以下の基準を参考にしてください。
・小さい(150×70まで)
・軽い(200g程度まで)
・薄い(15mm程度まで)
・安全対策がされている(PSEマーク)
・スマホのフル充電が約2回可能(容量10000Ah以上)
この条件に当てはまるのが『PHILIPSのモバイルバッテリー』です。
ピンク・ホワイト・ブラック・グリーンの4色があります
乾電池式充電器のポイント
防災グッズとしてモバイルバッテリーを購入する際には以下の基準を参考にしてください。
乾電池式はどうしてもモバイルバッテリーに比べると充電スピードが遅めなので、急速充電タイプを選ぶとストレスが減ります。
なかでも、『パナソニックの急速充電器』だとライト機能もついていて防災グッズにぴったりです。
2つで欠点を補えば安心です
簡易トイレ
簡易トイレのポイント
・1人3回分は持ち出しリュックの中へ
・防臭製があるもの
1人3回分は持ち出しリュックの中へ
一般的に販売されている防災セットの非常用トイレは3回分になっています。
よって最低限3回分は必須ですが、トイレが近い方やトイレの回数が予想できない子供にはもう少し上乗せして5回分ほどを備えておくと安心です。
防臭性があるもの
避難所のトイレが混み合っていたり、壊れて使えない可能性もあるので簡易トイレは誰もが必須です。
100均で備える方も多いかと思われますが、実は防臭の面ではしっかりカバーできていないことも。
そこで、赤ちゃんのおむつの防臭袋で有名なBOSの非常用トイレがおすすめです。
消臭ではなく、「防臭」なのでニオイを漏らしにくい構造になっています。
1人あたり、1日のトイレの回数は5回〜8回です。
5回×3日分の15回分が1人に必要な最低限ラインのトイレの数ですが、水道が破損すると復旧には1週間以上かかることが多いです。
5回×7日分=35回分。余裕をもたせて1人50回分あたりを備えておくと安心といえます。
もし100均などですでに備えているという方は、防臭袋だけでも別で備えることをおすすめします。
避難所ではニオイがトラブルになりがちなので、生理用品や食事のゴミを防臭袋に入れることで自分もストレスを減らせますし、トラブル回避にもつながります。
ウェットティッシュ
ウェットティッシュのポイント
・無香料でノンアルコールタイプ
無香料でノンアルコールタイプ
肌に優しいノンアルコールで無香料タイプを備えるのが基本です。
体拭きシートが無くてもウェットティッシュでカバーできたり、肌が弱くても使えたり、ノンアルコールだと幅広い用途で使えます。
特に赤ちゃんや小さな子供がいる家庭ではアルコールタイプは控えましょう
タオル
タオルのポイント
・圧縮されたかさばらないものを備える
雨に濡れたら拭き取ったり、防寒グッズとしても使えます。
赤ちゃんのガーゼ代わりにもなりますね。
圧縮されたかさばらないタイプを備える
タオル類はどうしてもかさばってしまうので、圧縮されたタオルを選びましょう。
マスク
マスクのポイント
・使い捨てを選ぶ
災害後はチリや埃がまったりして空気が悪くなる可能性が高いです。
体に悪いものをできるだけ吸い込まないようにマスクを備えましょう。
使い捨てを選ぶ
2020年、新型コロナウイルスの影響でマスクが品不足になりました。
その結果、布マスクを手作りされたりする方も増えましたね。
しかし、防災の面で考えると使い捨てではないマスクは不衛生です。
ビニール袋に包んでも良いですが、より清潔な個包装のマスクが防災グッズとしておすすめです。
レインコート
レインコートのポイント
・上下分かれているタイプを選ぶ
避難するケースは地震だけでなく、大雨にや台風による水害で避難することも考えられます。
傘で視界を遮ったり、両手が使えなくなるのは危険が増すだけです。
防災グッズには傘ではなくレインコートを備えましょう
上下分かれているタイプを選ぶ
手軽にかぶれるワンピースタイプを備えている方も多いかと思われますが、風でめくれてしまったり、体型にあっていなくて結果的に濡れてしまうことも。
自分の体型に合った上下分かれたレインコートを着用することによって、雨風から体をしっかり守り、体温や体力の低下を防ぐことができます。
写真のレインコートは昔の防災セットに入っていました。私も上下別を買い直し予定です
服を多めに持っていくことも重要ですが、体型にあったレインコートを選ぶことで濡れるのを最小限にできます。
アルミブランケット
アルミブランケットのポイント
・きちんと包まれる大きさで静音タイプのものを
アルミブランケットは温かいのに毛布と違って軽くて薄いため、手軽に持ち運ぶことができます。
季節問わず防寒対策として必須なグッズです。
きちんと包まれる大きさで静音タイプのものを
まず、全身がすっぽりと覆われるような大きさでないとしっかりと防寒対策になりません。
必ず自分の身長よりも一回り大きいアルミブランケットを選びましょう。
また、最近のアルミブランケットは静音タイプ(シャカシャカ音がでにくい)が多く発売されています。
避難所で眠る際に、周りからカシャカシャの音が聞こえてきたら敏感な方は眠れないですよね。
ホイッスル
ホイッスルのポイント
・首から下げられる
・弱い息でも十分な音がでる
・より遠くまで音が届く
ホイッスルは小さくて持ち運びが用意にもかかわらず、命を救ってくれる重要なグッズです。
使う機会が想像しにくいものですが、防災グッズで一番大事と言われることもあるほど重要です。
首から下げられる
ホイッスルはいざとなったらすぐに吹けるようにしなくてはなりません。
そのためには災害が起きたらすぐに首から下げておくことが重要です。
弱い息でも十分な音が出る
安価なホイッスルだと、強く瞬間的に息を吹き込まないとそもそも音が出ないというものもあります。
小さな子供や肺活量が低い方、高齢者にはハードルが高いです。
健全な大人でも体にダメージを負って強く吹けないケースも考えられます。
そのため、弱い息でも十分に音が出るホイッスルを選ぶのが安心です。
より遠くまで音が聞こえる
ホイッスルの役目は危険を周囲に知らせることです。
その役割を最大限に活かすにはより遠くまで音が届くものを選ぶのが大切です。
コクヨツインウェーブは2つの高さの音を同時に出して、より多くの人に音が届く仕組みとなっています。
カラーがオレンジの他にブラックやホワイトもあっておしゃれです
現金
現金のポイント
・小銭〜1000円札を多めに
災害時には便利なアプリ決済もクレジットカードも使えなくなる場合を想定する必要があります。
また、通信規制で携帯がつながらなくなった場合に公衆電話を利用することも考えられます。
公衆電話を使用するには10円玉や100円玉が必要になるので、普段のお財布とは別に小銭を多めに備えておきましょう。
普段の財布とは別にがポイントです
身分証明書のコピー
身分証明書のコピーのポイント
・財布とは別に備える
多くの人が忘れがちな大事な紙です。
大規模な災害が起こると、通帳やカード、印鑑が手元になくても身分証明書だけでお金の引き出しが可能になる場合があることをご存知ですか?
多くの銀行がそんな特別措置を行います。
身分証明のためにも、運転免許証や保険証は日頃から携帯しておきたいですし、万が一紛失した場合なども考えて、コピーを防災ポーチや持ち出しリュックにいれるとより安心です。
防水のためにジップつきの袋にいれましょう
「番外編」スマホも重要な防災グッズ
スマホがあれば連絡手段になり、ラジオや防災のアプリで情報収集、ライト機能もあって荷物を軽くすることができます。
防災対策の一環として、以下の防災アプリをぜひインストールしてみてください。
・〈有料〉帰宅支援マップ(首都圏のみだが、オフラインで帰宅支援の地図を使うことができる)
・東京都防災アプリ(いざというときの防災知識を再確認できる)
また、スマホの充電が切れると大切な連絡手段が途絶えることになるので、上記の正しい携帯充電器を備えて充電を切らさないことが重要です。
防災アプリを普段から使い慣れておくことが重要ですね
【21アイテム】+αで備えると安心を得られるグッズ
最低限の防災グッズに加えて、以下のようなグッズを追加すると、より清潔を保てたり、安全に行動ができます。
充電グッズ | 手回し充電ライト、乾電池 |
清潔を保つグッズ | 歯みがきシート、からだふきシート、水なしシャンプー |
体を守るグッズ | ヘルメット、手袋、スリッパ、救急セット・おくすり手帳 |
食事関係のグッズ | 発熱剤、使い捨て食器・ラップ |
避難生活に欠かせないグッズ | アイマスク・耳栓、着替え、エアーマット・寝袋、ランタン、ウォーターバッグ、トイレットペーパー |
手回し充電ライト
手回し充電器は充電機能としては期待できませんが、ラジオやライトとしては有効です。
ずっと回し続けなくても良いように、蓄電タイプのものを選びましょう。
被災時に手回しで携帯の充電を補うのは非常に酷です。充電は別の充電器でカバー必須です
詳しくはこちらの記事でも手回し充電器についてまとめています。
乾電池
乾電池式の充電器や手回しの充電器のためにも予備を備えましょう。
乾電池は10年間の長期保存タイプが販売されているので、パナソニックのものがおすすめです。
歯みがきシート
歯ブラシを備える方が多いですが、断水や水が貴重である状況を考えると歯みがきシートが最適です。
口の中が不潔な状態が続くと、重大な病気につながる恐れがあります。
また、赤ちゃんがいる家庭では赤ちゃん用の歯みがきシートが必須です。
体拭きシート
シャワーを浴びれずにお風呂に入れないとニオイや汗のベタつきが気になります。
ストレスを減らすためにもからだふきシートは必要です。
わが家では赤ちゃんにも使えるということでビオレのシートを備えています
水なしシャンプー
夏場は特に、髪を洗えない状況が続くとべたついてとてもストレスを感じます。
これがないと命に関わるということはなくても、メンタルケアとして必要です。
家族で1本備えておけば十分ですし、自宅避難の際の断水時でも活躍するグッズなので備えておきたいところです。
ヘルメット
避難の際、飛んでくるガラスだったり石や看板から頭を守るのに必要なのがヘルメットです。
大きくて邪魔だから備えたくないという方も多いかもしれませんが、折りたたみ式のヘルメットなら収納場所に困りません。
ヘルメットを選ぶ際の重要ポイント
・国家検定品であること
・最低限「飛来・落下物用」の規格を満たしていること
・あごひもでサイズ調整が可能なこと
これらをすべて満たすのが我が家でも備えているIZANOメットです
また、子どもには「オサメットジュニア」という子ども用折りたたみ式ヘルメットが最適です。
手袋
ヘルメットと同様に、避難の際に飛んでくるものから手を守るために必要なグッズです。
軍手を備える方も多いですが、防刃仕様の手袋を備えるとガラスでも手が切れません。
避難時以外にも、自宅でお皿が散乱した場合の片付けにも使えますので、防災リュックの取り出しやすい場所に備えましょう。
手を怪我すると、あらゆることに支障が出るので手を守ることは大切です。
スリッパ
避難所で足を保護するために使用します。
また、手袋と同様に自宅でお皿やガラスが散乱した場合にも足を守ることができます。
本来、普段から持ち歩く防災ポーチに入れておきたいグッズですが、持ち歩くにはかさばるので持ち出しリュックには入れておきたいです。
私は旅行で使う折りたたみスリッパを、普段は持ち出しリュックに入れています
救急セット・おくすり手帳
万が一怪我をした場合に備えて、救急セットを備えましょう。
救急セットの中身としては
が一般的です。
おくすり手帳がないと誰もあなたに必要な薬を判断することができません。
発熱剤
発熱剤があればお湯が使えない状態でも非常食を温めて食べることができます。
被災者の実際の声でも、温かい物が食べたかったという声は本当に多いです。
温かい食事は心の栄養にもなるので、ぜひ備えておきたいグッズです。
スープなどの温かい食べ物はほっとしますよね
紙皿・ラップ・紙コップ
食器にラップをかけてから使用すれば、洗わずに何度も使うことができます。
避難所のゴミ箱事情も様々ですので、紙皿を使うたびに捨てるのではなく、ラップで再利用するとゴミを減らすことも可能です。
また、コップがなくて「2Lのお水やウォータータンクからお水が飲みにくかった」という声も聞かれるので紙コップを一緒に備えましょう。
よりコンパクトに持ち運ぶため、紙皿・紙コップは折りたたみ、ラップの外箱は外して救急セットの中にあるミニハサミで切って使いましょう。
アイマスク・耳栓
避難時は多くの知らない方がいる場所で眠る必要がありますが、なかなか寝付けない方も多いでしょう。
アイマスクや耳栓があれば安眠対策になります。
少しでもストレスなく過ごせるように備えたいグッズです。
こちらも私物の旅行グッズなのですが普段は持ち出しリュックの中です
着替え
替えの服や下着は、1日〜2日分をできる限り圧縮してコンパクトにすることがポイントです。
乳幼児がいる家庭ではすぐに汚れることを想定して多めに備えましょう
エアーマット・寝袋
本当は最低限の防災グッズに加えたいほど、必要な防災グッズです。
残念ながら体育館や公民館などの避難所では冷たく、固い床で寝ることを強いられます。
ただでさえ、避難所生活は心と体がとてもつらい状況です。
固い床で寝るということは体を痛めるだけでなく、冷たい床に体温を奪われて体調を崩す危険性が高まります。
そんな状況から体を守るためにエアーマットと寝袋が活躍します。
どちらかではなく両方セットで備えることが一番の防寒対策となります
ランタン
ランタンはLEDで乾電池式タイプのものを備えます。
持ち出し用ということもあって、雨の中でも壊れないように防滴タイプであることが必須です。
本来、ランタンは1人1つ備えたいところですが、『コールマンクアッドマルチパネルランタン』だとパネルが4分割できるので1つ1つを懐中電灯としても使えますよ。
本来は、リビングからトイレに移動する際などに置いていくランタンと、持っていくランタンのように複数個備えなくてはいけません
水タンク(ウォーターバッグ)
給水車がきたら水を入れてもらうのに必要です。
コンパクトに防災リュックに入れられるものを備えましょう。
容量としては1日分(1人2〜3L分)が入るものを選べば問題有りません。
重たいものを持つのが苦手な方は10Lを一つではなく5L×2というように小分けにするといいですね
トイレットペーパー
持ち出しリュックにいれるにはティッシュペーパーではなく、水に溶けて凡庸性が高いトイレットペーパーを備えましょう。
持ち出す量としては1家族1ロールで十分です。
災害用のトイレットペーパーであれば、通常のトイレットペーパーよりも長さがあるのでたくさん使いそうな方でも安心です。
芯を抜いて潰してジップロックにいれるだけでコンパクトに収納できます
防災グッズは単品よりセットのほうが楽で安い
ここまでのグッズをすべて1つ1つ購入するのはとても手間ですし、費用がかさみます。
しかし、全て100均で作って安価にしようとすると、ものによってはすぐに壊れたり緊急時に役に立たなかったりということも。
以下の記事で100均とメーカー品を比較しているホイッスルを例にあげると、100均のホイッスルは防災グッズ向けの笛ではないということがわかります。
そこでおすすめなのは市販の防災セットを購入して、プラスαで自分に必要なグッズを買い足していくということです。
市販の防災セットは信頼性の高いものを選ぶと
・大手企業にも納品されている
・必要な物が厳選されている
といった特徴があり、自分で1つ1つ揃えるよりもコスパよくプロ目線のグッズを備えることができます。
しかし、冒頭で述べたように必要な防災グッズは年齢・性別・家族構成によって異なります。
そこで基本のグッズを防災セットで備えて、自分に必要なグッズを足していく方式が一番無駄がありません。
わが家の場合市販の防災セットに
・女性向けのグッズ
を足してベストな防災セットとしています。
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私もSHELTERを購入しました!
最低限の持ち出し用防災グッズリストのまとめ
防災グッズ選びに正解はありませんが、最低限に必要なグッズは全員に共通していますので必ず備えるようにしましょう。
またこれから備えるという方は、市販の防災セットに必要なグッズを購入することが一番の近道で安価で済みますので、防災セットの購入を検討してみてください。
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