家族の命を守るために、自宅ですぐにできる簡単な地震対策が「家具の転倒防止策」です。
阪神淡路大震災では、家の中での怪我の原因の第一位が「家具などの転倒落下」によるものでした。参照:総務省消防庁
建物が無事でも家具が倒れたことによって圧死で亡くなった方も少なくありません。
しかし、家具の転倒防止策をしようにも賃貸などの事情で壁に穴を開けて固定ことができない方も多いですよね。
私が実際に賃貸マンションの自宅に設置した「アイリスオーヤマの家具転倒防止伸縮棒KTBシリーズ」の設置レビューをしていきます。
女性1人でも30分ほどあれば簡単に設置ができましたよ
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アイリスオーヤマ「家具転倒防止伸縮棒」を選んだ理由
各社さまざまな突っ張り棒や、地震対策棒がある中で私がアイリスオーヤマ「家具転倒防止伸縮棒」に決めた理由は3つあります。
・公的機関の振動試験で実証済
・工具不要で簡単に取り付けが可能
3.11の東日本大震災で耐えた実績
家具転倒防止棒KTBシリーズ設置していた、宮城県のアイリスオーヤマさんのオフィスのキャビネットが東日本大震災でも倒れなかったという事実があります。参照:アイリスオーヤマHP
3.11で倒れなかったという実績は非常に心強いです
公的機関の振動試験で実証済
家具転倒防止棒を選ぶ基準に、公的機関で試験がされているかというポイントがあります。
アイリスオーヤマ家具転倒防止棒KTBシリーズは、東北職業能力開発大学校の振動試験で震度7相当にも転倒防止効果があると実証済みです。
動画で見ると家具転倒防止策がとても大切なことを実感します
工具不要で簡単に取り付けが可能
耐震対策と聞くと、壁に穴を開けたり、工具を使用したりと難しいイメージがありますよね。
アイリスオーヤマの家具転倒防止伸縮棒なら工具いらずで、部品を組み合わせて設置するだけで手軽にできるのも取り入れやすいきっかけでした。
女性一人でも全く問題なしです
家具転倒防止棒の正しい使い方
せっかく家具転倒防止棒を使っても、正しい方法や位置で固定しないと効果が薄れてしまいます。
そこで、どのように設置するのがベストなのかを解説していきます。
STEP1:まずは適応サイズを確認
家具から天井までの高さを測って、必ず高さに合う転倒防止伸縮棒を購入します。
わが家は55cmだったので取付範囲が40cm〜60cmのMサイズを購入しました。
アイリスオーヤマなら以下のようにSSSサイズ〜Lサイズまで幅広く取り扱いがあるのでぴったりなものが見つかるはずですよ。
STEP2:取り付ける方向を確認
倒れてくる向きに対して垂直(縦向き)にしましょう。
STEP3:取り付ける位置を確認
家具転倒防止伸縮棒を取り付ける際はなるべく奥に取り付けましょう。
家具が倒れるときは奥の方から浮いてくるので奥を押さえつける必要があります。
アイリスオーヤマ家具転倒防止伸縮棒の設置レビュー
今回、わが家の食器棚の上に取り付けました。
アイリスオーヤマ家具転倒防止伸縮棒の設置方法
まずは、食器棚の上に物を置いている状態だったのですべて片付けます。
軽いものとはいえ、これでは地震で真っ先に落ちてくるものなので典型的なNG例です…
ホコリをかぶっていたのできちんと圧着させるためにキレイにしました。
部品を取り出していきます。
入っている部品は以下のとおりです。
・ポール2本
・ネジ2個
ネジも1個ずつですし、部品を差し込むだけなので本当に簡単です
部品を差し込んで、ポールがぴったりと密着して、緩んでいない状態にします。
(ここに隙間ができたまま高さを合わせるとズレて失敗してしまいます…)
天井との隙間がないように、高さをしっかりと合わせていきます。
ぴったりな位置がわかったら、そのままネジを留めてポールの高さを固定します。
ポールを回して天井に圧着させていきます。
もう片方も同じように設置したら完成です。
女性1人でもとても簡単にできました。
家具転倒防止伸縮棒設置の失敗例
実は1度、失敗しているので紹介します。
もし、最後に圧着させる段階で、ゆるいまま赤いラインが出てきてしまったら、高さ合わせがうまくできていないのでやり直しが必要です。
これは取り付け前にポールを緩ませたまま高さ合わせを行ってしまったためです。
写真にある赤いラインが出ていると安全性が確かではなくなります。
ネジ止めの穴がもう一度開いてしまいますが、万が一私のように失敗してもやり直しは効くので安心してやり直しましょう。
しっかりと高さ合わせをすることだけ注意したら大丈夫ですよ
アイリスオーヤマ「家具転倒防止伸縮棒」(突っ張り棒)のまとめ
小さな赤ちゃんやペットの猫たちが万が一食器棚や大きな家具の下敷きになったら…と考えたらとても恐ろしいです。
冒頭でも述べたとおり、家具の転倒で怪我をしたり最悪圧死してしまうケースが少なくありません。
家具転倒防止伸縮棒のように賃貸でも問題なくできる転倒防止策があるので、自分や家族を守るためにもぜひ取り入れてください。
\防災の備えの基本はこの3つ/