暴風警報が発表されると小さい子供を育てるパパ・ママが気になるのが、保育園や幼稚園が休園になるのかということ。
台風がきても仕事は休みにならないので、休園だと困ってしまいますよね。
暴風警報による休園の規定はあるのか、また目安があるのかを解説します。
・保育園や幼稚園が休園になるのか
・暴風対策に備えたい防災グッズ
これから台風の多い時期に入ります。子どもたちを守るためにしっかり備えましょう
暴風警報とは
暴風警報とは「暴風によって重大な災害が起こるおそれがある」と危険を予測した警告です。
注意や準備を促して災害の防止と軽減のために発表されます。
強風注意報との違い
「暴風警報」の他に風に関する注意喚起として「強風注意報」がありますが、これは以下のように平均風速の違いによるものです。
風速はm/s(メートル/秒)という単位で表されます。
暴風警報:平均風速がおおむね20m/sを超える場合(地方により基準値が異なる)参照:気象庁
地方によって暴風警報の発表基準が18m/sだったり25m/sだったりしますが、概ね平均が20〜25m/sとなっています。
まずはご自分の地域の発表基準値を一度、気象庁の警報・注意報発表基準一覧表にて確認してみてください。
ちなみに「強風警報」とう警報はありません
平均風速20m/sってどれくらい?
風速と言われても私もさっぱりイメージがわかないので調べてみました。

ウェザーニュースによると、15m/sになると転倒する人がいるほどすでに危ない状況で、20m/sになると立っていられない状況です。
車での移動も、20m/sを超えると通常速度の運転が厳しくなります。
この状況になると飛来物によって負傷の危険性がぐっと高まるので、不要不急の外出は控える必要があります。
暴風警報が出るときは本当に危ない状況であることがわかります
暴風警報で保育園と幼稚園は休園になる?
結論から言うと、休園になるケースが多いのですが、住んでいる場所による地域差や園の運営方針によって全く対応が異なります。
保育園
保育園は厚生労働省の管轄で、実ははっきりとした休園対応が決められていないので、通っている保育園の独自の指示に従うことになります。
厚生労働省の子育て支援に関する行政評価・監視結果報告書によると、7割以上の保育施設が臨時休園の実施基準を設定していないことがわかりました。
保育園のホームページを調べていると、
・B園→9時までに暴風警報が解除しなかったら休園
・C園→6時半までに解除されたら13時から開園
というように園によって休園したりしなかったり対応がバラバラです。
私もそうですが、台風で仕事が休みになるわけでもないので保育園に預けなくてはいけないというママが多く、休園措置が難しいのではと考えられます。
一番確実な方法として、必ず保育園からのお知らせを確認しましょう。
新型コロナの流行がピークだった際も、休園にしたり自粛要請だけだったり対応がバラバラでした
幼稚園
幼稚園は文部科学省の管轄で臨時休園ができる仕組みができているので、地域でどのように対応するか決められていることが多いです。
ここが保育園との大きな違いです。
都内の区立幼稚園を例に見てみると
・B区→午前7時の時点で暴風警報が発表された場合には1日休園とする
・C区→午前7時から午前8時半までに解除されたら遅らせて登園
というように、実は同じ都内でも地域によって対応がバラバラです。
保育園と同様、一番確実な方法として必ず自分の地域や通っている幼稚園に基準を確認しましょう。
暴風警報以外にも休園になる場合もある
ママが注意しなくてはいけないのは暴風警報だけではありません。
以下のように暴風警報以外にも、園の方針や住む地域によっては休園になる可能性があります。
・大雪警報
・暴風雪警報
・特別警報(大雨、暴風、高潮、波浪、暴風雪、大雪)
必ずしもすべての保育園に当てはまるわけではないのですが、例えば川が近くにある保育園では大雨警報でも休園の可能性が0ではなかったり、地域差が大きいです。
特別警報は、暴風警報と同等以上に多くの保育園が休園措置を取ります。
MEMO:警報と特別警報の違い
警報→重大な災害が発生するおそれのあるときに警戒を呼びかけて行う予報
特別警報→重大な災害の起こるおそれが著しく大きい旨を警告する新しい防災情報
登園してから暴風警報になったら?
とても困るのが、登園して出勤してから暴風警報が発表されるパターンです。
この場合、幼稚園も保育園も速やかにお迎えにきてくださいとの連絡がくることが多いので、できるだけ早くお迎えに行く必要があります。
暴風対策で最低でも備えたい防災グッズ3選
台風は突然くる地震と違い、事前に気象情報で進路予測ができるため備える時間の猶予があります。
猶予があると言っても、いつスピードが上がったり急な進路変更があるかもわからないので、台風が発生したとなったら早めに備える必要があります。
今回は、パパ・ママが最低でも備えたいグッズを3つに厳選しました。
・ガラス飛散防止フィルム
・防災セット
レインコート
大雨や暴風の際のお迎えや避難の際にはレインコートが必須ですが、ワンピースタイプを選んでいませんか?
よくあるワンピースタイプだと暴風でめくれてしまって、ズボンがビタビタになりがちという欠点があります。
また、100均で安価で売られているレインコートも、数回の使用で破れてしまったりフィット感がない上に雨が入ってくるとの声が多く聞かれます。
台風や大雨対策のレインコートは上下が分かれているタイプを備えることが鉄則です。
outdoor productsのレインコートは背中とふくらはぎに反射材がついていいるので暗くなっても安心です
赤ちゃんにはレインロンパースがおすすめです。
●女の子用
●男の子用
ガラス飛散防止フィルム
昨年の台風では窓に養生テープを貼ることがとても話題になりました。
ガラス飛散防止フィルムがあれば、より強固にガラスの飛散を防いでくれるのはもちろん、UVカットやプライバシーを守るタイプのものなど便利グッズも兼ねています。
ガラス飛散対策を怠って万が一飛来物が窓に当たった場合、室内が一瞬で危険地帯となってしまいます。
基本的な機能としては以下のニトムズのガラス飛散防止シートで十分です。
見た目も、養生テープよりも透明な飛散防止フィルムのほうが良いですよね。
防災セット
2019年の台風19号によって大規模停電が起こったことも記憶に新しいです。
地震以外の災害でも台風や大雨、大雪などでも避難する可能性は0ではありませんし、自宅避難でも断水や停電で防災セットが活躍する機会はたくさんあります。
すでに防災セットを備えているという家庭はこの機会に中身の確認をしてみましょう。
まだ備えていないという方へ。
災害が起こると、防災セットは真っ先に品切れになりがちです。(現在でさえ人気な防災セットは90日待ちだったりします)
家族・子供を守る防災対策を、平和な「今」始めませんか?
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暴風警報で保育園や幼稚園が休園になる?のまとめ
暴風警報が発表されたからと言って即座にすべての幼稚園・保育園は休園になるわけではありません。
各々対応が異なるので必ず行政のホームページや通っている園に確認を取りましょう。
停電対策に手回し充電器を備えていませんか?
電気が不要で人気な反面、実は被災時に充電器の機能としては役に立たないという最大の欠点があります。
災害時に本当に役立つ充電器を確認しましょう。
——————【防災の備えの基本はこの3つ!】——————–
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