防災グッズのホイッスルは必要?100均の笛とツインウェーブの比較レビュー

ホイッスルは防災グッズとして重要とよく聞きますが、実際に使うイメージがわかないグッズの1つですよね。

しかし、ホイッスルは屋内に閉じ込められたり、ガレキの下敷きになってしまった場合に助けを求めるのに必須なグッズです。

また、女性や子供にとっては防犯ブザー代わりに使うこともできます。

ホイッスルって音が鳴ればどれでも一緒では?と思う人もいるかもしれませんが、音の高さや吹く力の強さなど商品によって様々です。

お悩み

ホイッスルを買いたいけれど、100均のでもいいのかな?

えま

商品によって特徴が異なるので、まずはホイッスルに求めたい機能について知ることが重要です

そこでこの記事では、100均のホイッスルとの比較や、私が実際に備えているおすすめのホイッスルの紹介をします。

・ホイッスルの選び方
・おすすめの防災用ホイッスル
・子供用のホイッスル

 

えま

こんなに軽くて持ち運びが楽なのに命を守ってくれる重要グッズなので、備えない選択肢はありません

 

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ホイッスルってどんなときに使うの?

ホイッスル

 

ホイッスルを使うタイミングは、さまざまな状況が考えられます。

・建物が倒壊してガレキの下に閉じ込められた場合
・エレベーターの中に閉じ込められた場合
・女性の防犯対策として

地震で家具が倒れてきて場合に挟まってしまったり、どこからか出られなくなったり、主に身動きが取れなくなくなり助けを呼ぶ際に使います。

ホイッスルさえ携帯していれば、万が一狭い場所に閉じ込められても、口で吹くことさえできれば音を鳴らして助けを呼ぶことが可能です。

 

また、女性にとって防犯対策のブザーの代わりにもなります。

災害時は、特に女性は犯罪に巻き込まれないように自己防衛が必要です。

 

例えば夜間に被災した場合、交通機関がストップして夜道を歩いて家へ帰ったり、避難所でトイレに行ったりするときには特に危険が潜んでいます。

防災だけでなく、防犯対策としてもホイッスルは非常に有効です。

 

えま:困り顔えま

防犯対策といえば、ブザーが鳴るスマホのアプリがありますが、万が一の場合にアプリを立ち上げてブザーを鳴らすのはあまり現実的ではないのでおすすめできません

 

防災グッズとしてのホイッスルの選び方

 

防災グッズとしてのホイッスルの選び方のポイントとしては以下の通りです。

・球が入ってるタイプを避ける
・首から下げられる
・できれば音域が広いタイプ
・弱い息でも音が大きい
えま
それぞれ詳しく見ていきましょう

 

球が入っているタイプを避ける

笛と聞くと学校の先生が首から下げているようなものをイメージしませんか?

実は以下のように球が入っているタイプだと、雨などの水にぬれてしまうと笛としてうまく機能しなくなるので防災グッズには向いていません。

このタイプのホイッスルは、残念ながら安価な防災セットに入っていたりもします。

(実はこの笛も昔に購入した安価な防災セットにはいっていたものです)

全く無意味とはいいませんが、いざという場合に使えないような危険が潜んでいることを頭に入れておいてください。

 

えま:困り顔えま

実際にぬらして吹いてみましたが、かなり弱々しい音になってしまいました…

 

首から下げられる

ホイッスルは、いざというときにすぐに吹ける状態にしておかなくてはなりません。

首から下げるタイプでなくても、会社ならネームホルダーに取り付けたり、通勤にはカバンに取り付けられるようなストラップタイプでも有効です。

 

えま

普段は防災ポーチの中にいれてても、地震が起きたらすぐに首に下げるといざというときにスムーズに使うことができますよ。

 

できれば音域が広いタイプ

音域が広いということは、より遠くまで音が届くということです。

人が聞きやすい音の周波数という目安があり、約3,000Hz〜5,000Hzが当てはまります。

ホイッスルを吹くような緊急時には、より多くの人に気づいてもらわなくてはいけないので、音域が広いホイッスルを選ぶとより安心ですね。

 

えま

ちなみに、赤ちゃんが大声で泣くときの周波数は2,000Hz以上になるので、ママが寝ていてもすぐに気づくのには納得です。

 

弱い息でも音が大きい

安価なホイッスルだと、子供や高齢者、呼吸疾患の方など肺活量が低いために肝心なときに音が出ないというケースもあり得ます。

ホイッスルの中には強く息を吹かないと音が出ないものもありました。

弱い息でも問題なく音が出るタイプがあるので、きちんと調べて選ぶことがおすすめです。

 

えま

また、近年はより簡単に音を出すことができる電子ホイッスルを選ぶ人も増えてきています。

 

通常のホイッスルは①手にとって、②口に近づけて、③吹くという③動作が必要ですが、電子ホイッスルだと①手にとって、②ボタンを押すという②動作で完結します。

女性や子供には電子ホイッスルの購入を検討するのもおすすめですよ。

 

 

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防災用ホイッスルの比較

 

今回は、100均の代表的なホイッスルと、私が実際に購入した評判のいいホイッスルの違いをまとめてみました。

以下が2つのホイッスルを比較した表です。

100均のホイッスルコクヨ 防災用救助笛 ツインウェーブ
値段110円(税込)550円(税込)
大きさ4.5×0.8(ホイッスルのみ)5.2×1.9×1.6
重さ4.4g (ホイッスルのみ)6.5g
球が入っていないか入っていない入っていない
首から下げられるか別途ヒモがあれば下げられる(リング付き)別途ヒモがあれば下げられる(ストラップ付き)
音域が広いか音域の特徴なし2つの周波数を同時に鳴らすのでより多くの人に音が届く
弱い息でも音が鳴るか大きく息を吸い込んで強く吹く必要がある弱い息でも十分に音が出る
その他ライト付きキャップ付き

 

えま

100均のホイッスルは本当に優秀なのか、比べていきます

 

100均で人気なホイッスル付きライト

 

ライトもついていて、とても安いということで人気なこちらのホイッスルは、セリアにて購入しました。

メリット

100均のホイッスルのメリットは主に2点です。

・安い
・安いのにライト付き

なんと言っても、安さがピカイチです。

100円でライト付きなので、単純にホイッスルのお値段は50円になりますね。

 

えま

これ以上お得に買えるホイッスルは他にないです

 

デメリット

100均のホイッスルのデメリットは主に2点です。

・良くも悪くも普通の笛
・ホイッスル付きライトなのでライトがメイン

 

防災に特化しているわけではなく、良くも悪くも普通の笛なのでホイッスルとしての機能はあまり高くないです。

パッケージにかかれている通り、かなり力を入れて吹かないと音がかすれてそもそも機能しませんでした。

「ライト付きホイッスル」ではなく、「ホイッスル付きライト」なのでライトがメインな印象です。

 

 

ライトに関しては、ボタン電池4個が必要ですが機能としては特に問題はありませんでした。

 

 

えま:困り顔えま

総合的に見ると、ないよりは良いのですが防災グッズのホイッスルとしてはあまりおすすめできません

 

コクヨ 防災・防犯用救助笛「防災の達人」ツインウェーブ

文具メーカーとして有名なコクヨ(KOKUYO)ですが、実は防災グッズも数々手掛けています。

このホイッスルは防災のことをよく考えられて作られている商品なのでとても安心ができます。

その名も防災・防犯用救助笛 「防災の達人」 ツインウェーブです。

 

えま

我が家でもツインウェーブを1人1ずつ備えています

 

メリット

ツインウェーブのメリットとしては主に3つ有ります。

・薄型でストラップ付き
・キャップ付きで衛生的
・2つの音域がでてより広範囲の方に音が届く

薄型でストラップ付き

薄くて平たい形状なので持ち歩きがしやすいです。

 

 

また、ストラップがもともとついているので首にかけられるようにヒモを通したり、会社のネームホルダーにつけることもできます。

 

防災ポーチのチャックにつけたり

 

バッグのキーホルダーをつけられる場所につけたり、使い勝手が良いです。

 

 

えま

ホイッスルは使いやすい場所・取り出しやすい場所につけるのがベストです。

 

キャップ付きで衛生的

キャップまでついているホイッスルはとても珍しいです。

いつどんなときでも清潔に使うことができますね。

 

えま

キャップ付きのホイッスルで、落とさないようにキャップが本体についているタイプは他に見つかりませんでした!

2つの音域が出てより広範囲の方に音が届く

ツインウェーブの最大の特徴です。

この2つの穴で、人のが聞きやすい約3,000Hz〜5,000Hzをカバーする、3,000Hzに近い音と5,000Hzに近い音の2種類を同時に出すことができます

 

 

えま

実際に吹いてみると力を入れなくても音が響く上に、ピーっと高い音で聞きとりやすかったです

 

デメリット

ツインウェーブのデメリットは主に2点です。

・キャップが片手では少し外しにくい
・100均に比べると価格が高い

あまり気になる点ではなかったのですが、キャップがピタッとしているので片手だと外すのにちょっと力をいれる必要が有ります。

といっても、女性が少し力を入れたら簡単に外すことができたのでそこまで大きな問題ではありませんでした。

 

価格に関しては、公式価格が550円なので100均の商品と比べてしまうとどうしても高いです。

しかしこんなに高機能なのに1000円を超えるわけではなく、アマゾンでは300円代で買えるので、3COINS並みの安さです。

 

【コクヨ】防災用救助笛ツインウェーブ

 

えま

カラーがオレンジ・ブラック・ホワイトの3種類もあるので好みの色を選ぶことができますよ

 

子供用もある

実はコクヨには「ティットポイカ」というキッズ向けスクールアイテムブランドがあります。

その中の、「セーフティホイッスルシリーズ」にキッズ向けホイッスルがあることをご存知ですか?

ツインウェーブと同様、キャップ付きで人の耳に聞こえやすい3,000Hz~5,000Hzの音が同時に出るようになっています。

 

 

カラーもグリーンとピンクの2種類で子供らしいおしゃれな色です。

(6月13日現在、楽天とアマゾンでは売り切れが確認されたので公式ホームページかヤフーショッピングにて購入が可能です)

 

えま

我が家の娘はまだ0歳で吹くことができないので、もう少し大きくなったら購入することにしました

 

防災用ホイッスルはツインウェーブがおすすめ!

防災用のホイッスルには安価なもの、デザインが可愛らしいものなどたくさんの種類がありますが、一番重要なのがそのホイッスルで「命を守れるか」という点です。

その点、コクヨの「防災用救助笛」ツインウェーブは持ち歩きしやすい上に衛生的で音域が広いので、とてもおすすめできるホイッスルです。

ぜひ命を守れるホイッスルの購入を検討してみてください。

そしてホイッスルの購入後は、防災ポーチにいれたりカバンに下げたりして、常に持ち歩くことを忘れないようにしましょう。

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