食器棚には、割れ物や重たい家電などがのっていて、地震で倒れると非常に危険です。
しかし、賃貸だと金具で固定ができず、結果やらないままずるずるきてしまっている人も少なくありません。
そこで今回は、壁に穴を開けずにできる家具転倒防止グッズ「ニトムズ ふんばる君」を賃貸の食器棚に設置しながら使い方をまとめました。
ニトムズのふんばる君ならたった数百円&下に敷くだけで簡単に対策ができちゃいます
ニトムズ ふんばる君の解説
わが家の食器棚の幅は87cmだったので、今回はAmazonで90cmタイプを購入しました。
Amazonのみで販売されているリニューアルタイプは従来のように巻き付いておらず、30cmごとに切り分けられていて、直線でタイプ届くので設置がしやすくなっているのがポイントです。
触ってみると固めのゴム素材(非移行性合成樹脂エストラマー)で写真のよう傾斜がつくようになっています。
このゴム素材の板を家具の下にかませることによって、家具の重心が壁側に寄り、転倒をしにくくできます。
実際にニトムズの振動試験において、震度6弱相当の揺れで食器棚の転倒を防止しています
ニトムズ ふんばる君の使い方と設置レビュー
今回は数年前にニトリで購入した食器棚に実際に設置していきます。
まずは食器棚を空に
食器棚をやや傾ける必要があるので、一旦中身を出して軽くします。
正直ここが一番手間だったので、引っ越しのタイミングで行えればベストですね…
引っ越しの予定がない方は、大掃除も兼ねられて一石二鳥と考えましょう!
食器棚の横幅を測る
食器棚の横幅を測ってふんばる君の長さを合わせていきます。
今回は3cmほどオーバーしたのではさみで余った部分を切り取ります。
長さを調整
ふんばる君ははさみで切ることができるので、長さをピッタリ合わせられます。
力は必要ですが、100均のはさみでもカット可能なので特に強力なはさみが必要というわけではありませんでした。
両面テープで連結
ずれないように、付属のニトムズの両面テープで転倒防止安定板を連結していきます。
ニトムズ ふんばる君の注意点
ふんばる君(家具転倒防止安定板)は万能でどこでも使えるというわけではなく、使えない場所もあるので注意が必要です。
・凹凸のある床やクッション性のある床面
・脚付家具
和室の畳やカーペットの場合だと、十分な効果が発揮できないことがあるので、できればフローリングといったしっかりとした木の床で使用することがベストです。
また、子供がいる家庭だとジョイントマットなどを敷いている家庭もあるかと思いますが、設置部分のみはがして使用することがおすすめです。
ニトムズ ふんばる君は突っ張り棒との併用がおすすめ
東京消防庁の「地震動に対する対策器具の効果」によると、家具転倒防止板(ストッパー式)単独の対策では効果は比較的小さいとされています。
しかし、突っ張り棒(ポール式)との併用で、その効果は5段階のレベルのうち、2番目に相当するレベルで効果が高くなることがわかっています。
背の低い家具には難しいですが、食器棚のような背の高い家具にはぜひ突っ張り棒との併用も取り入れてみてください。
ニトムズ ふんばる君は賃貸でも気軽にできる家具転倒対策
わが家もそうですが、賃貸では壁に穴を開けられないですし、できる耐震対策が非常に限られているのが現状です。
・目立たない
・家を傷つけない
・ネジもクギも不要
・敷くだけで超簡単