キッチンにいるときに地震で冷蔵庫が倒れてしまうと、怪我や命の危険性があるだけでなく、生き抜くのに大切な「食料」までも失ってしまうことになります。
冷蔵庫の転倒防止策を行うということは、被災後を生きるための食料を確保するという意味でも非常に重要なことです。
そこで今回は、賃貸でもできる有効な冷蔵庫の転倒防止対策として『サンワサプライ 冷蔵庫ストッパーQL-E90』の取り付け方法を解説します。
地震で冷蔵庫が壊れたら買い替えの費用も負担大なので、冷蔵庫の固定で家計も守りましょう!
サンワサプライ 冷蔵庫ストッパーの解説
サンワサプライ冷蔵庫ストッパーの概要です。
材質 | ABS樹脂、アクリル計接着剤、NBR+PVCゴムベルト |
サイズ・重量 | W42mm×D189mm×H15mm ・ 46g |
使用環境温度 | 0℃〜40℃ |
対象什器 | 家庭用冷蔵庫(600L以下)/1セット使用 |
耐震度 | 震度6強 |
対応接着パッド | QL-E95 |
なかでも注意するべきポイントは家庭用冷蔵庫の容量です。
わが家の冷蔵庫はシャープの350Lの冷蔵庫を使用しているので、冷蔵庫ストッパーが設置できる範囲内で問題ありません。
家庭用冷蔵庫の中には大容量で600Lを超えるものもあるので、大きな冷蔵庫を使用している方は必ず容量をチェックしてみてください
サンワサプライ 冷蔵庫ストッパーの特徴
サンワサプライのベルト式の冷蔵庫ストッパーは、大手リンテック21のゴムベルトが使用されており、地震の揺れの衝撃をベルトが吸収することによって冷蔵庫の転倒防止をしてくれます。
ベルト式の嬉しいところは、貼るだけで対策完了という点!
下にマットを改めて敷こうとすると、重たい冷蔵庫をどうにか持ち上げなければなりませんし、なかなか気が重いところです。
しかし、貼るだけで済む冷蔵庫ストッパーであれば冷蔵庫を移動させずにその場でぱっと完了するので非常に手軽に取り組める転倒防止対策といえます。
また、粘着固定ということは金具式の連投防止グッズのように穴あけ工事が不要という点も大きなメリットと言えます。
サンワサプライ 冷蔵庫ストッパーの使い方と設置レビュー
冷蔵庫ストッパーの中身は以下のとおりです。
・アルコールパッド×4
・説明書
冷蔵庫のホコリを除去
ほこりがついているとせっかくの接着力が下がってしまうので、設置前に冷蔵庫の上をきれいにしておきます。
冷蔵庫の上に物を置いている場合は、全て別のスペースへしまいましょう。固定していないものは地震ですべて飛んでくると思ってください
アルコールパッドで拭く
貼り付ける位置の壁、冷蔵庫のを付属のアルコールパッドできれいに拭き取ります。
設置位置を確認
冷蔵庫ストッパーの説明書によると、設置する位置はシートの下から冷蔵庫までの距離が「3cm〜4cm」が推奨されているので、おおよその位置を合わせておきます。
また、設置部分に負荷がかかりすぎないように、ベルト部分をピンと張らずに少したゆませた状態で設置することがポイントです。
設置
粘着シートをはがして、壁と冷蔵庫にそれぞれ貼り付けたら設置完了です。
設置方法は2通りある
今回、わが家の事情で側面にスペースがないことから冷蔵庫の上に2つ取り付けているのですが、サンワサプライの公式HPによると上部に1つ、側面に1つ設置のほうが効果が高いと言われています。
側面にスペースがある家庭は天板と側面に1つずつ取り付けてみてください
サンワサプライ 冷蔵庫ストッパーの注意点
冷蔵庫ストッパーは以下のような場所では使用することができませんので注意しましょう。
・ニスなどの塗装面
ボコボコしておらず、しっかりと接着するような壁であれば問題ありません
また、冷蔵庫ストッパーは非常に強力な粘着シートが使用されているので、引っ越しや模様替えで剥がす必要がある場合には、より容易に剥がすために以下の動画で使用されているような専用工具を使用することが推奨されています。
冷蔵庫ストッパーの取り外し方
もし、専用工具(回転剥離工具LT-208)がない場合、代わりにドライバーを使用したり、シールはがしなども使用可能ではありますが、壁を傷つける可能性が高くなってしまいます。
いざ外さなければなくなった場合に買ってなかった!とならないためにも設置の際に予め購入しておくことをおすすめします。
サンワサプライ 冷蔵庫ストッパーは賃貸にもおすすめ
ベルト式の耐震グッズはL字金具の次に耐震力が高く、また壁に穴を開け不要で粘着式のグッズなので賃貸でも有効な転倒防止グッズの1つです。
そして、冷蔵庫の転倒防止対策は命を守り、命をつなぐ食料を守ります。全家庭に設置必須です!
サンワサプライ 冷蔵庫ストッパーは手軽にできて効果の高い転倒防止対策なので、できるだけ取り入れましょう。