例年、7月から10月頃は台風が多く発生します。
地震や火災は予想ができませんが、台風は予め進路がわかって予想ができる災害です。
いざ、数日後に台風が直撃するという予報が出た場合になにをするべきなのか、事前に確認する買い物リストや停電に役立つ防災グッズを解説します。
命を守るため、事前の備えが大切です。
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台風直撃の予報が出た場合の事前対策
排水溝や側溝の掃除
簡単なことですが、大雨による浸水被害を防止するためにとても重要なことです。
排水溝や側溝にゴミがたまっているとうまくが排水できず、溢れかえった水が家の中に浸水していきます。
マンションでもベランダ浸水の可能性があります。ベランダの排水溝掃除を行いましょう
シャッターや雨戸がない窓ガラスの補強(養生テープ・飛散防止シート)
台風で気をつけたいのが強風による飛来物です。
対策方法としては
・ガラスが飛び散らない対策をする
ということが必要になります。
すでに直撃が間近に迫っている場合は、以下のように養生テープとダンボールで両方の対策ができます。
急に暴風雨が強まり、家の内側から窓ガラスの飛散防止措置をとることになったときの方法をご紹介します。段ボールやカーテンを利用する方法ですが、あくまで急遽の措置です。事前に飛散防止フィルムを貼っておいたり、台風が接近しているときなどは、早めに外側から対策しておくことをお勧めします。 pic.twitter.com/hGfVAUoRxI
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) September 1, 2020
直撃まで日にちがあるようでしたら、ガラス飛散防止シートを貼っておくと台風が来るたびにガラスの心配をしなくて済みます。
物干し竿や風で飛びやすいものをすべて家の中へ
強風によって、庭の植木鉢やベランダの物干し竿が飛んでいき、近隣の家のガラスを割る可能性があります。
ベビーカーや傘立て、電動自転車といった重たいものでも確実に安全な家の中に入れておくことが鉄則です。
万が一飛んでいったら見知らぬ誰かを怪我させてしまう危険性もあり、賠償問題にも発展しますので予め家の中に入れておきましょう。
どれだけ怖いかをお伝えすべくのせておくけど、これは去年の台風の折飛んできて外壁にあたったと思しき物干し竿の成れの果て。
窓に当たってたらアウトでした。それでも電線ひっかけて停電した。
あとは従姉妹から送られてきた室外機。
今年の関東も同じ規模です。くれぐれも気をつけてください!! pic.twitter.com/a8dIqNHJYW— 日和𓇽フロリドとレオナ(オクタとサバナあっちこっち) (@luv_witch_tb) September 8, 2019
玄関や裏口のドアの隙間を塞ぐ
台風により大雨や豪雨で河川が氾濫し、自宅浸水したというニュースは多いですよね。
実は、ドアをしっかりと閉めていても自宅が浸水したという声は少なくありません。
ドアの下のわずかな隙間や郵便受けといった意外なところからも、家の中に水が浸水してきます。
簡易土のうでドア下を防いだり養生テープでポストを塞いだりしましょう。
また、隙間風が入るようなドアは特に浸水の危険が高いのでドア隙間シートも有効です。
タオルや畳んだ新聞紙を隙間に詰めるのも一つの方法です
お風呂のお水を目一杯ためる
台風によって水・電気・ガスといったライフラインが途絶えることもしばしばです。
記憶に新しい2019年の大型の台風19号では16万以上の家庭で断水が起こりました。
お風呂のお水をためておくだけで生活用水(排水管に不具合がない場合のトイレを流す水や洗濯や洗い物)を確保できます。
排水管が破損している可能性がある場合、トイレの水を流すと汚水漏れや逆流のおそれがあります。災害直後で安全確認ができるまではお風呂の水で流さずに、簡易トイレを使用するようにしましょう
ハザードマップの確認
自分の住む地域がどんな自然災害の危険性があるのか、いざとなったら避難する必要があるのかどうかを予め知る必要があります。
国土交通省のハザードマップポータルサイトでは自治体別に選べたり、住所の入力で現在地のマップを瞬時に確認が可能です。
・土砂災害
・津波
・道路防災情報
の4つの情報が表示されますが、このうち台風の接近で確認したいのが「洪水ハザードマップ」と「土砂災害ハザードマップ」です。
自宅だけではなく、職場や子供の学校のハザードマップも確認しましょう
避難経路と避難場所の確認
また、いざという場合に迅速に避難できるよう、避難経路と避難場所の確認も欠かせません。
ヤフーが提供している避難場所マップが簡単に検索できて便利です。
MEMO:避難所と避難場所は違う
実は以下の表の通り避難する場所は、実は2種類あります。
避難場所 | 災害が発生または災害の発生するおそれがある時に一時的に避難する場所(基本的に食料や水の備えはない) |
避難所 | 災害の影響で自宅などの生活する場が失われたときに、一時的な生活地として滞在する場所(飲料水やトイレがある) |
防災アプリを入れる
停電でテレビが遮断されても、スマホがあればアプリで情報を得られます。
また、災害の情報がまとめられているので知りたいことがすぐにわかるのも特徴です。
私は以下のアプリを入れています。
東京都防災アプリ:全体的な防災知識を再確認できる。安否連絡機能もあり。
radiko(ラジコ):ラジオアプリ。ネット環境があれば防災ラジオ代わりに使用できる。
特にYahoo!防災速報は幅広くカバーされてておすすめです
公的機関のTwitterをフォローする
現在は、リアルタイムの情報が得られるソーシャルネットワークが一番早く情報を得る手段です。
といっても個人の情報は信憑性が不安なんで、以下の公的機関のTwitterをフォローすることが確実です。
以下の行政の公式ツイッターでは災害情報や気象情報をすぐに知れるほか、事前の備えについて学べます。
・首相官邸(被災者応援情報)【@kantei_hisai】
・総務省消防庁【@FDMA_JAPAN】
・内閣府防災【@CAO_BOUSAI】
・気象庁防災情報【@JMA_kishou】
・自分が住む自治体の公式アカウント 東京都防災はコチラ【@tokyo_bousai】
もしそな【@moshisona】でも日々防災知識を発信中です!
停電に備えてやることリスト
台風の被害で広い地域で起こりやすく、被害件数も多いのが停電です。
2019年の台風19号では、なんと6万以上の世帯で停電が発生し、99%の復旧まで11日もかかりました。(参照:経済産業省)
電気が通らないととても不便な思いをするので、台風の予報が出たら必ず以下の停電対策も行いましょう
バッテリーの充電を満タンに
スマホの充電を満タンにすることはもちろんですが、モバイルバッテリーやポケットwi-fiなどの電子機器すべての充電を満タンにしておきましょう。
もし余裕があればポータブル電源を備えておくと、停電時にも明るい場所で暖かい食事をとれます。
ポータブル電源の大手メーカー、Jackery(ジャクリ)のポータブル電源だと1万円台からスマホ24回分の充電が可能な大容量なものが備えられます。
防災の日あたりを中心に何度かセールが行われているようなので、購入を検討している方はぜひチェックしてみてください。
ちなみに、パソコンの充電も満タンにしておくとスマホの充電器代わりとして使えますよ!
保冷剤を凍らせる・ペットボトル氷を作る
停電になると本当に困るのが、冷蔵庫が使えなくなることです。
停電した場合の冷蔵庫の対策としては冷気を逃さないために開封しないことが鉄則です。
保冷剤があれば、事前に凍らせておけば冷気をより保つことができます。
そしてここで便利なのが「ペットボトル氷」です。
普通の氷だと、溶けて冷蔵庫が水浸しになってしまいますが、ペットボトル氷だと保冷性が高い上に溶けてもペットボトルの中に収まるので水浸しの心配がありません。
冷蔵庫の中身は基本的には移し替えない方が良いのですが、もしクーラーBOXに食材を移す場合は予めクーラーBOXINGの中を冷やしておきましょう
暑さ対策グッズを用意する
台風が起こるときは真夏や残暑が厳しい時期です。
停電でクーラーが使えないととてもつらいので、冷えピタや充電式の扇風機といった暑さ対策グッズをすぐに使えるように準備してまとめておきましょう。
特に、発熱時にも役立つアイスノンは冷凍庫の必需品です
▶停電対策に必須な防災グッズリストはコチラから
台風に備えておきたい食品や日用品の買い物リスト
台風や地震という災害に備えて、予め長期非常食を備えたり、常日頃からローリングストックで備えておくことが理想ですが、たまたま食材が少なかったという場合もありますよね。
台風直前に買い物をする場合には、ライフラインが途絶えたことを想定して、常温で保管が可能で火やレンジを使わない食料を中心に購入しましょう。
以下が台風に備えて置くべき食材や日用品の買い物リストです。
Amazonだと翌日に届くことも多いのでまとめ買いの際は使いどきです!
飲料水3日分
飲料水は最重要の備蓄品といっても過言ではありません。
1人が1日に必要な水の量は3Lなので最低でも3L×3日分=9Lは備えましょう。
台風前は真っ先に水が入ったダンボールがスーパーからなくなっていくので、長期保存水を予め購入しておくことをおすすめします。
わが家でも備えている「純天然アルカリ保存水」は安全性が高いのに、7年保存ができるおすすめ長期保存水です。
政府の推奨は1週間分です。断水が長期化した場合を考えると1人21Lが望ましいですよ。
▶長期保存水が体に悪いか気になる方はこちらの記事で解説しています
非常食3日分
もしアルファ化米といった非常食が購入できなくても、スーパーで購入できるもので
・缶詰(おかずや果物)
・グラノーラやシリアル
・パン
・お菓子
・常温保存ができる果物(バナナ・みかん。りんごなど)
といった常温でもおいしく食べられるものを中心に備えましょう。
もしカセットコンロを備えてあるなら、加熱調理ができるので
・麺類(パスタ・うどん・ラーメン)
・即席味噌汁やスープ
といったものも簡単に美味しく食べられます。
逆にいうと、カセットコンロがないとまず温かい食事はとれないと思ってください。
うちはIC調理だからといった理由でカセットコンロは不要との意見もあるのですが、その場合はガスのみが使えて停電が発生した場合には何も調理できなくなりますよね。
カセットコンロはまちがいなく防災グッズとして必需品です。
わが家で備えているイワタニのカセットフー達人スリムⅢは、薄型なので保管場所を圧迫しないのでおすすめですよ
もしまだ台風上陸までに余裕がある場合は長期非常食をネットでまとめて購入しておくと、台風を目前に焦る必要はありません。
もし今回外れても台風は毎年必ず発生するので無駄にはなりません。
平常時である「今」非常食を備えましょう。
\お手軽な3日分/
\安心の1週間分/
ふるさと納税を使うとよりお得に非常食を備えられますよ
衛生用品(日用品)
コロナでトイレットペーパーが売り場からなくなったことは記憶に新しいですよね。
台風が直前になるとお店が早めに閉まったり、休業することもあります。
以下のような生活必需品はなくなると困るので、残り少ないということでしたら1パック購入しておくと安心です。
・ティッシュペーパー
・ウェットティッシュ
・生理用品
賃貸で収納スペースが狭いわが家では、長巻トイレットペーパーを普段使いしています。ペーパーを取り変えるという名もなき家事も減って一石二鳥です♪
おむつやミルクといった赤ちゃんグッズ
万が一被災すると、真っ先になくなるのが赤ちゃん用品です。
おむつやミルクは普段から多めに備えておきたいところですが、もし少なくなっていたら事前に買い足しておきましょう。
断水して哺乳瓶が洗えなくなる場合を考えて、使い捨て哺乳瓶もあると便利です。
普段は母乳のママでも避難所のストレスででなくなる場合があります。ミルクを備えておくとより安心です。
直前の買い物よりも普段から備えることが重要
台風が近づくと多くの方が直前の買い物に人々が殺到して、パンやカップ麺といった簡易的な食料は棚からきれいになくなります。
仕事で夕方に買い物に行ったら何も買えなかったなんて声もあります。
非常食セットを事前に購入しておけば5年程は災害時の食べ物について心配する必要がなくなるので台風が来るたびに慌てないためにも、1セット備えておきましょう。
\防災の備えの基本はこの3つ/